スリット部を含むコンクリート外周壁の遮音性能は、JIS A 4706(サッシ)の遮音等級T-2(旧
Ts-30)を有することとする。
なお、適用部位が内壁の場合は、必要に応じてスリット部を含むコンクリート壁全体がJIS A
1419-1(建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法-第1部:空気音遮断性能)の附属書1図1に
規定する等級曲線のDr-45及びDr-50の2段階のものを用いることとする。
※1 空気音遮断性能に関する単一数値評価量
(JIS A 1419-1抜粋)
この規格で規定する方法によって基準曲線を移動
させたときの500Hzにおける値。単位はデシベル(dB)。
※2 空気音遮断性能の等級の求め方
(JIS A 1419-1附属書1抜粋)
JIS A 1416の規定に従って測定された中心周波数
125Hz、500Hz、1000Hz及び2000Hzのオクターブ
バンドごとの測定値を附属書1図1(右図)にプロッ
トし、その値がすべての周波数帯域においてある曲線
を上回るとき、その最大の曲線につけられた数値によっ
て遮音等級を表すものとする。ただし、各周波数帯域
において、測定結果が等級曲線の値より最大2dBま
で下回ることを許容する。
JIS A 1416の試験結果により、下図のようにプロットす
ると空気音遮断性能の等級は、Dr-55相当となります。